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January 31, 2005

気になった記事から。

「子供の心」専門医養成 虐待・不登校に対応 ~厚生労働省方針~

 子どもへの虐待や不登校など、深刻化する子どもの心と発達の問題に対応するため、厚生労働省は全国的な医療体制の整備に乗り出す方針を固めた。専門医不足から児童相談所や学校などで十分対応できていないうえ、表面化する前にケアが必要なケースにも手が届いていなかった。そのため専門医を養成し、診療科目も新しく設け、身近な病院でも早期に治療を受けられる方法を探る。3月上旬までに検討会をつくり具体策を新年度中に出す予定だ。

 児童虐待で保護される件数は、02年度に8369件あり、99年度の倍近くに急増した。だが、専門医が少なく対応できない児童相談所も多い。また、不登校、発達障害、ひきこもり、摂食障害などを抱える乳幼児から10代が増えている。

 しかし、精神科の分野では、子どもも診られる精神科医は全国で200~300人。小児科では、発達障害を診る小児神経科医も300人程度だ。

 このため、子どもの専門外来がある医療機関では、初診を受けるのに2、3年待ちという事態が起きている。

 厚労省は検討会に精神科や小児科の医師らを集め、具体策を探る。子どもの心を専門的に診てきた病院で医師を研修させ、出身の病院や小児科医院に戻って診療を始めてもらうことを想定。子どもの精神医学についての講義が少ない大学のカリキュラムの見直しも検討する。

 問診やカウンセリングに時間がかかり、患者数がこなせないため現在の医療制度では保険点数が稼げないなど、医療機関にとって収入が安定しない問題も課題となる。

 4月から施行される「発達障害者支援法」でも、早期発見のため専門医の育成を求められていた。

 〈あいち小児保健医療総合センター・杉山登志郎心療科部長〉 不登校や虐待、発達障害などの専門外来を設けているが、初診待ちが3年を超えるケースも出てきた。根底には発達や心の問題がある場合が多く、早期治療が重要になっている。欧米では、児童精神科医師1人に20歳未満の人口は5000~5万人だが、日本は推計で10万人超と大幅に遅れている。早急な整備が求められている。<2005年1月31日付 朝日新聞朝刊>

最近のニュースでも子供に対する虐待などが多く取り上げられて、心と発達の問題を抱える子や、社会的な事情からなのか、精神的な疾患を持つ年齢がだんだんと低下してきている今のこのご時世において、子どもの専門外来がある医療機関で、初診を受けるのに2、3年待ちという現状にはあまりに驚かされる。

早期発見、早期治療。
どんな疾患においても重要であるこのことが、子供の発達に関わる重要な疾患において置き去りにされている現状は、何とも悲しい現実を突きつけられているようで、悲観してしまった。

一刻も早い対策を願うばかりです。

satoshi-iwata : January 31, 2005 9:03 PM

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